家を建てるという趣味

大工をやっている友人がいます。

15年ほど前に彼は知人から、「10平米以下の小さな家を作って売ってみたら」というアドバイスを受けて、素人ながら大工として仕事を始めたという変わり種です。

仕事は顧客から要望を聞いてCADで図面を引いて、あとはホームセンターで材料を買って建てていました。

「経験もない素人に大工なんて出来るのか?」と思いますが、実はバブルの真っ盛りの頃は大工が足りなくてほんとに素人が大工の真似事で金をとっていた時期があったそうです。

おもしろいのは、建築費用を安くすること、出来た家に愛情が湧く、ということで施主にも作業を手伝ってもらうことをお願いしているそうです。

仕様は2x4 住宅で基礎、屋根の防水、床、ドア、サッシの取付で大体150万円で販売。
電気と水道は別途費用。

この商品は当時の建築基準法では10平米以下の住宅は役所の建築許可をとらなくても建てられるという法の隙間を狙ったもので、現在もそれができるかは不明です。

当時は小店舗、庭の書斎、趣味の人形保管庫、別荘等 友人知人の伝で受注があったそうです。

私がその話を面白がって聞いていたものだから、
「なかなか営業ができないから協力してくれないか」ということでしばらく一緒に仕事をすることになりました。

おかげで住宅建築や不動産のことを勉強する事となりました。

最近はテレビでも趣味で家を立てた人たちが紹介されています。

別荘を建てたり、田舎に終の棲家を建てたなどの話題は大きな反響があるようです。

この趣味は家族の理解を得てさらには家族を巻き込んだものになります。そのあたりの準備にも情報提供をしながら、建築の技術と方法を実践を交えながら教えていく。

そして生徒が実際に家を立てるための相談や建てたあともつながっていければ良い仕事になるでしょう。

体験しないとわからないことって多いですよね、まさに家造りは初体験の連続でしょう。親子でがま口を手作り体験するというのもそういうことだとおもいます。